内容説明
生殖補助医療は、身近になった一方で、進歩ゆえに生じた複雑な社会的・倫理的問題に直面している。本書は、最新の治療法を詳しく述べるとともに、ES細胞・iPS細胞等の先端科学技術の応用や、代理母・配偶子提供などを取り上げ、その光と影をトータルに解説する。
目次
生殖医療の現状
第1部 卵巣刺激法の新展開(遺伝子組換えFSH;GnRHアンタゴニスト)
第2部 新しい医学技術の適用(クローン技術;万能細胞;着床前遺伝子診断)
第3部 生殖機構をめぐる倫理的課題(凍結保存配偶子;配偶子提供;代理母)
第4部 社会に問われる問題点(法令とガイドライン;経済的サポート;生殖産業)
著者等紹介
菅沼信彦[スガヌマノブヒコ]
1952年名古屋市に生まれる。1978年名古屋大学医学部卒業。1987‐89年米国ワシントン大学留学。1992‐99年名古屋大学医学部助教授。1999‐2005年豊橋市民病院不妊センター部長。現在、京都大学大学院医学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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