マキァヴェリアン・モーメント―フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統

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マキァヴェリアン・モーメント―フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統

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  • サイズ A5判/ページ数 541,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815805753
  • NDC分類 311.23
  • Cコード C3031

内容説明

マキァヴェッリにる古典的共和主義思想の復興に注目することで、「共和国の不安定性」を焦点とする思想史上の一大事件を捉え、イタリアから英米へと及び思想世界の風景を一変させた巨大な波動を、広大な射程と圧倒的な迫力をもって描き出した名著。

目次

第1部 個別性と時間―概念的背景(問題とその様式―(A)経験、慣用、慎慮
問題とその様式―(B)摂理、運命、徳 ほか)
第2部 共和国とその運命―一四九四年から一五三〇年までのフィレンツェの政治思想(ブルーニからサヴォナローラまで―運命、ヴェネツィア、黙示録;メディチ家の復辟―(A)グイッチャルディーニと下級の“都市貴族層”、一五一二‐一五一六年 ほか)
第3部 革命以前の大西洋圏における価値と歴史(イングランド・マキァヴェリズムの問題―内乱以前の市民的意識の様式;共和国のイングランド化―(A)混合政体、聖徒、市民 ほか)
第4部 『マキァヴェリアン・モーメント』をめぐる論争を回顧して(『マキァヴェリアン・モーメント』再訪―歴史とイデオロギーの研究;『マキァヴェリアン・モーメント』をめぐる三十年間の論争―二〇〇三年版(新版)への後書き ほか)

著者等紹介

ポーコック,ジョン・G.A.[ポーコック,ジョンG.A.][Pocock,John G.A.]
1922年生まれ。ジョンズ・ホプキンズ大学名誉教授。ヨーロッパ啓蒙思想史研究、政治思想史研究における巨匠

田中秀夫[タナカヒデオ]
1949年生。京都大学大学院経済学研究科教授

奥田敬[オクダタカシ]
1958年生。甲南大学経済学部教授

森岡邦泰[モリオカクニヤス]
1961年生。大阪商業大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽん教授(非実在系)

5
一言で言えばアリストテレス発マキャベリ経由ヒューム行の共和主義が『フェデラリスト』を巡ってアメリカに定着するという話。なので、ルイス・ハーツ『アメリカ自由主義の定着』のようなロックのリベラリズムこそアメリカの國體と見なす発想へのアンチテーゼとなる。ポーコックの共和主義擁護はサンデルのようなコミュニタリアニズムや、ハゾニーやデニーンのリベラリズム批判とも通じるものがある。記述は綿密なので、他にも様々な論点が出現し、全貌を一回読む程度で把握するのは困難。2022/11/17

デンプシー

2
主題にあまり興味がない中、どれだけ本文の議論にコミットするか悩みながら読んだ本になった。共和主義や徳自体にとは興味はあるが、フォーカスの仕方が思っていたのと違った。ただ例えば経済的富と徳の腐敗の結びつけは、マルクスが『ユダヤ人問題によせて』に於いて行っていた批判と通ずるものがあるなど、ところどころ面白そうな話はあったが。そんな中で得た収穫と言えば、自分が思っていた徳や共和主義の内容はかなり限定された文脈でのもの、具体的にはアメリカに於けるものだったということ。そしてそれは特異な考えだということである。2023/02/05

ミスター

2
かなり重要な本なのだがめちゃくちゃ難しい。リベラリズムとコミュニズムが影響力を増す時代の中で、アリストテレス以来の共和主義を復興したのが本書である。わりと共和主義とリベラリズムの差がわからん人が結構いるが、共和主義において問題になるのは市民の「善」だが、リベラルにとって「善」を問題にすることは抑圧につながる。リベラリズムにとって政治参加は善に基づくものではないのだ。わたしはこの立場ではない。そういうこともあって読んでみたが、まだ把握したとは全くいえない。2020/09/06

ヨシツネ

2
アリストテレスを読む中で疑問に思っていた徳がどのように使用されてきたか、政治学が倫理学に繋がる点、共和主義の英米への影響など非常に興味深い。現実にも重なる部分が垣間見えた。現実ではない創作だがリビルドワールドでは統企連が倫理教育に予算を割くという設定だが、この設定は大抵のポスアポでは存在しないが共同体維持に使われるものだと納得できる。フィレンツェの政治でも普遍善と個人善のすり合わせに悩んでいた辺りとも通じるように見える2019/08/07

katatemaru

0
http://amip.blog.so-net.ne.jp/2009-03-112009/03/11

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