内容説明
日本の都市景観を形成し、産業インフラの提供からバブルまで、日本の経済活動に大きな影響を与え続けた重要産業の全体像を、都市・住宅開発から埋立や農地転換、法制度、金融制度も視野に、鮮明に描き出す。従来見落とされてきた不動産業の軌跡を初めて総合的に捉えた画期的通史。
目次
序章 不動産業の史的研究
第1章 資本主義の形成と不動産業:江戸期/1867‐1913
第2章 都市化・重化学工業化と不動産業の展開:1914‐1936
第3章 経済統制と不動産業への影響:1937‐1951
第4章 高度成長と不動産業の発展:1952‐1973
第5章 土地神話と不動産業の変転:1974‐2004
終章 日本不動産業発展の軌跡と針路
著者等紹介
橘川武郎[キッカワタケオ]
1983年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所教授などを経て、一橋大学大学院商学研究科教授
粕谷誠[カスヤマコト]
1989年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。名古屋大学大学院経済学研究科助教授などを経て、東京大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
25
日本の不動産業の発展について江戸時代からバブル以後を範囲として扱った複数の研究者による論文集。不動産業のみかと思えばそうではなく、不動産における金融や江戸時代からの東京、大阪の都市開発の話、バブル前後になるが不動産各社の経営の特徴についても言及しているのでボリューム的にはかなりある。ただ、12名の研究者の論文を代わる代わる繋いでいくので論調が変わったり、テーマもガラッと変わるので少し読みにくい(テーマ上仕方ないので欠点とは思いません)。私自身、十分に理解、考察できていないのでしばらくしたら再読したい。2022/09/30
takao
1
ふむ2019/09/28