内容説明
日清戦争から大韓帝国への移行、植民地化へといたる時代の朝鮮ナショナリズムの勃興を、民族主義と植民地主義の交差する地点から捉え、歴史や国境、「文明化」などをめぐる葛藤を描き出すとともに、東アジア史の新たな水準をも示した画期的研究。
目次
序章 広開土王碑の物語
第1章 文明という普遍の風
第2章 中国の非中心化と東洋の再編
第3章 文明化する日本との格闘
第4章 精神、歴史、正統性
第5章 民族という語り
第6章 半島の境界線
第7章 半島を越えて
著者等紹介
糟谷憲一[カスヤケンイチ]
一橋大学大学院社会学研究科教授。1949年生、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学
並木真人[ナミキマサヒト]
フェリス女学院大学国際交流学部教授。1957年生、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学
月脚達彦[ツキアシタツヒコ]
東京大学大学院総合文化研究科助教授。1962年生、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学
林雄介[ハヤシユウスケ]
明星大学日本文化学部助教授。1962年生、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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