内容説明
「周辺」地域を含めた諸国の政治・社会史から家族・女性史、民衆の生活・文化史に至る今日の西洋近現代史研究の基本視角、その主要問題群、および邦語を中心とする代表的文献を案内したベーシックな研究入門。
目次
第1章 イギリス近現代史研究の諸問題
第2章 フランス近現代史研究の諸問題
第3章 ドイツ近現代史研究の諸問題
第4章 アメリカ近現代史研究の諸問題
第5章 ロシア近現代史研究の諸問題
第6章 東欧近現代史研究の諸問題
第7章 イタリア近現代史研究の諸問題
第8章 スペイン近現代史研究の諸問題
第9章 家族・女性史研究の諸問題
第10章 民衆の生活・文化史研究の諸問題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Joao do Couto
1
西洋史研究の全体像が知りたくて読んでみました。日本語の文献を中心とする案内書で、わりと最近の研究までカバーしています。各国ごとに関心も、進捗状況も異なっていて、なるほどなぁという感じ。2014/04/11
Nakashima Mizuki
0
発表の準備が詰んだ私にとっては救世主! 読んだおかげでちょっとは道が開けた気がするけど、やっぱハプスブルク史、というかオーストリアの部分の歴史は80年代からあまり盛り上がっていないのか、新しい文献がないことがわかった。だいたいすぐに手に入る文献は見つくしちゃってる感が否めない……ドイツ史がうらやましい。 「アプローチによってはだいたい日本語でできる」とか「関西では京都大学図書館に史料が埋まってる」と書かれているのだけれど、それは本当なのか??史料どこに埋まってるの???2012/12/21