海域から見た歴史―インド洋と地中海を結ぶ交流史

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  • サイズ A5判/ページ数 781,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815805340
  • NDC分類 209
  • Cコード C3022

内容説明

船・港市・島や、様々なルート・海上商人などに着目することで、アジア・アフリカ・ヨーロッパの多様な地域が、海域ネットワークを通して相互に連関する全体史のなかで捉えられることを、文献と現地調査の両面から実証した、未踏の労作。

目次

インド洋と地中海を結ぶ大海域世界
第1部 海域世界の成り立ち
第2部 陸上ルートと海上ルートの連関
第3部 国家・港市・海域世界
第4部 国際間に生きる海上商人の活動
第5部 海域世界における物品の流通
第6部 海域世界における文化・情報の交流
第7部 海域交流史に関する新史料の発見

著者等紹介

家島彦一[ヤジマヒコイチ]
1939年東京に生まれる。1966年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程2年修了後中退。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授などを経て、早稲田大学教育・総合科学学術院特任教授、東京外国語大学名誉教授、文学博士(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

3
二週間近くかかって読了。非常な労作。当初はマグリブの珊瑚貿易について知りたくて手に取ったが、結局全部読んでしまった。13世紀のバットゥータの『大旅行記』を軸に、中国・インドと地中海をつなぐ中東の海上貿易のありようを丹念にたどっていく。東南アジアになぜイスラム教がいきわたっているのだろうと常々疑問だったが、納得。長い交流の歴史があったようだ。また、季節風の季節ごとの向きや期間等、ありそうでなかなか見ない図表が非常に多く、ものすごく助かる。小さな港市が記された地図も同様。他の歴史書は見習って欲しい。2018/01/15

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