ダーウィン前夜の進化論争

個数:

ダーウィン前夜の進化論争

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月25日 15時39分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 255,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815805296
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C3040

出版社内容情報

『種の起源』に先だつ1844年、一冊の書物がイギリス社会を大きく揺さぶった。ジャーナリストが著したこの驚異的なベストセラーの何が問題だったのか。論争の丹念
な分析を通して、進化論の争点と需要のプロセスを明らかにするとともに、自然神学を
背景に専門領域として確立しつつあった当時の科学のあり方を照射する。

目次:
 序 章 1844年:進化論争の勃発

第Ⅰ部 イギリスのラマルク
 第1章 ラマルクの進化論
 第2章 イギリスのラマルク派とラマルク批判

第Ⅱ部 『痕跡』と『足跡』
 第3章 チェンバーズと『痕跡』
 第4章 『痕跡』の衝撃
 第5章 スコットランド自由教会の科学者たち
 第6章 ミラーの地質学
 第7章 ミラーの反進化論――『足跡』を中心に

第Ⅲ部 ダーウィン前/後
 第8章 オーエンと進化論
 第9章 マイヴァートの動物学
 第10章 マイヴァートのダーウィニズム批判

 終 章 様々な進化論

 補 論 明治のチェンバーズ――『科学入門』と『博物新編補遺』をめぐって

内容説明

『種の起原』に先立つ1844年、一冊の書物がイギリス社会を揺さぶった。ジャーナリストによるこのベストセラーの何が問題だったのか。論争の丹念な分析を通して、進化論の争点と受容の過程を示すとともに、自然神学を背景に専門領域として確立しつつあった当時の科学のあり方に迫る。

目次

序章 一八四四年:進化論争の勃発
第1部 イギリスのラマルク(ラマルクの進化論;イギリスのラマルク派とラマルク批判)
第2部 『痕跡』と『足跡』(チェンバーズと『痕跡』;『痕跡』の衝撃;スコットランド自由教会の科学者たち ほか)
第3部 ダーウィン前/後(オーエンと進化論;マイヴァートの動物学;マイヴァートのダーウィニズム批判 ほか)
捕論 明治のチェンバーズ―『科学入門』と『博物新編補遺』をめぐって

著者等紹介

松永俊男[マツナガトシオ]
1939年東京都に生まれる。東京大学理学部生物学科卒業、同大学院修士課程修了。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院修士課程修了。桃山学院大学社会学部教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rootport Blindwatchmaker

1
1844年、英国で『創造の自然史の痕跡』という本が出版され、世間に衝撃を与えた。宇宙のあらゆるものが「発達の法則」に従うという進歩史観を描いたもので、この本により「進化」の論争に火が付いた。1859年刊行の『種の起源』は、すでに燃え上がっている進化の論争に科学的知識に基づいて飛び込んだに過ぎないという。ダーウィンが進化論争に火をつけたという通念を崩し、当時の論争を概観できる良書。なお、ダーウィンの進化論は必ずしも進歩的なものではない。にもかかわらず、誤解が広まってしまったのは、スペンサーの影響だそうだ。2017/06/17

Seiren Kohiyama

0
ダーウィンの進化論が受容された背景に「創造の自然史の痕跡」という科学ジャーナルが存在した、という主張を切り口としている。ゼミのために読んでいたが、「宗教と科学」についての認識を改めさせられた。というのも、それらは単純に異なるロジックとして対立しているのではなく、進化論成立の過程においては自然神学の実証としての科学的探究が大きな成果をもたらしているからだ。また、神学者チャーマズによる「創造の6日間」への指摘が地質学者を聖書の記述から解き放ったように、宗教による論理の擁護が行われた事実もある。良書2012/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/211041
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。