出版社内容情報
どのような社会秩序がよりよい自由を実現しうるのか?――市場化が進展する中、
現代の経済社会を多角的に捉え構想していくために、経済学・経済思想の歴史的
=重層的な理解をめざしたリーダブルなテキスト。最新の研究成果をふんだんに
盛り込み、ロック・ヒュームからスティグリッツにいたる思想の「断層写真」を
大胆に構成。
目次:
序 章 経済思想の累積的構造(高哲男)
第1章 市民社会から文明社会へ:ロックとヒューム(坂本達哉)
第2章 再生産秩序と自由:F.ケネー(米田昇平)
コラム1 重商主義の思想とJ.ステュアート(高)
第3章 自然的自由の経済思想:A.スミス(高)
第4章 市場経済の構造と発展モデル:D.リカードウ(中村廣治)
第5章 市場社会における貧困と過剰:T.R.マルサス(渡会勝義)
コラム2 保護主義の思想:F.リストを中心に(高)
第6章 功利主義的統治と経済的自由主義:ベンサムとJ.S.ミル(深貝保則)
第7章 自由時間とアソシアシオン:K.マルクス(植村邦彦)
第8章 社会政策の経済思想:G.シュモラー(田村信一)
第9章 絶対的自由競争と国家:L.ワルラス(御崎加代子)
コラム3 新古典派経済学(荒川章義)
第10章 市場と組織の経済学:A.マーシャル(藤井賢治)
第11章 制度進化の経済思想:T.B.ヴェブレン(高)
コラム4 経済学と経済社会学:M.ヴェーバー(田村)
第12章 動態的市場経済の思想:J.A.シュンペーター(井上義朗)
第13章 確率革命の経済学:J.M.ケインズ(荒川)
第14章 経済的自由と自生的秩序:F.A.ハイエク(江頭進)
コラム5 慣習的英知とリベラル:J.K.ガルブレイス(高)
第15章 現代経済学の潮流:マーシャルからサムエルソン、そしてスティグリッツへ(寺尾建)
内容説明
市場化が進展する中、現代の経済社会を多角的に理解し構想していくために、ロック・ヒュームからスティグリッツまで、経済学・経済思想を歴史的=重層的に捉えた最新のテキスト。
目次
経済思想の累積的構造
市民社会から文明社会へ:ロックとヒューム
再生産秩序と自由:F.ケネー
自然的自由の経済思想:A.スミス
市場経済の構造と発展モデル:D.リカードウ
市場社会における貧困と過剰:T.R.マルサス
功利主義的統治と経済的自由主義:ベンサムとJ.S.ミル
自由時間とアソシアシオン:K.マルクス
社会政策の経済思想:G.シュモラー
絶対的自由競争と国家:L.ワルラス
市場と組織の経済学:A.マーシャル
制度進化の経済思想:T.B.ヴェブレン
動態的市場経済の思想:J.A.シュンペーター
確率革命の経済学:J.M.ケインズ
経済的自由と自生的秩序:F.A.ハイエク
現代経済学の潮流:マーシャルからサムエルソン、そしてスティグリッツへ
著者等紹介
高哲男[タカテツオ]
九州大学
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