出版社内容情報
「悪人たちによっても良き社会は形成しうる」――「観念の歴史」を提起した硯
学が、一七・八世紀の西洋で盛んに試みられた「人間本性論」を渉猟し、承認
願望、自己称讃、競争心、高慢さといった観念を軸に、近代思想の底に流れる、
人間の情念と社会の秩序形成の問題を精緻明晰に考察。
目次:
第一講 自己省察する動物/第二講 アメリカ合衆国憲法に見る人間本性論と平
衡の方法 第三講 自己意識と欲望/第四講 人間に固有な情念としての承認願
望/第五講 一七・八世紀の人間論に見られる「称讃への愛」/第六講 政治思
想と経済思想に見る人間の「高慢さ」と承認願望/第七講 人間の高慢さに対す
る告発/第八講 ヒュームとスミスの倫理学説
内容説明
承認願望、競争心、高慢さといった観念の歴史を辿り、近代思想の底に流れる、人間の情念と社会の秩序形成の問題を精緻明晰に考察した好著。
目次
第1講 自己省察する動物
第2講 アメリカ合衆国憲法に見る人間本性論と平衡の方法
第3講 自己意識と欲望
第4講 人間に固有な情念としての承認願望
第5講 一七・八世紀の人間論に見られる「称讃への愛」
第6講 政治思想と経済思想に見る人間の「高慢さ」と承認願望
第7講 人間の高慢さに対する告発
第8講 ヒュームとスミスの倫理学説