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出版社内容情報
セルバンテスを擁する黄金世紀を中心に今なお読者を挑発しつづけるスペイン
文学の精華を、第一人者が過不足なく論じたリーダブルな文学史。征服期や神
秘主義文学もカバーする他、比較史的観点をも取り込み、また三宗教が共存す
る特異な中世をもったスペイン社会からの史的把握を行う。
目次:
序 章 スペイン文学のイメージ形成に向けて/第1章 『わがシッドの歌』
もしくはスペイン的個性/第2章 『よき愛の書』もしくはユーモアの発生
/第3章 『ルカノール伯爵』もしくは物語の普遍性/第4章 ロマンセ、
もしくは断章のポエジー/第5章 『ラ・セレスティーナ』もしくは出口の
ないニヒリズム/第6章 騎士道物語、もしくは空想のリアリティー/第7
章 『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』もしくはピカレスク小説の誕生
/第8章 クロニカ、もしくは<他者>との葛藤/第9章 神秘主義文学、
もしくは瞑想と実践の融合/第10章 『グスマン・デ・アルファラーチェ』
もしくは反宗教的改革の文学的実践/第11章 『ドン・キホーテ』もしく
は近代小説の祖/第12章 ロペ・デ・ベーガ、もしくは《コメディア》の
完成/第13章 ゴンゴラ、もしくは近代詩の創始/第14章 ケベード、
もしくは文体の勝利/第15章 『セビーリャの色事師』もしくはドン・フ
ァンの誕生/第16章 カルデロン、もしくは世界大劇場/第17章 グラ
シアン、もしくはスペイン的<機知>/付録Ⅰ 文学史年表/付録Ⅱ 重要
作品課題/付録Ⅲ 十八世紀以後のスペイン文学
内容説明
セルバンテス、カルデロン等を擁する黄金世紀を中心に、ヨーロッパ文学に巨大なうねりを生み出し、今なお読者を魅惑しつづけるスペイン文学史上の作品の数々を、鋭敏な批評意識のもとに第一人者が過不足なく論じたリーダブルな文学史。征服記や神秘主義文学もカバーするほか、比較史的観点や社会史的背景を取り込み、さらにはキリスト・イスラム・ユダヤの三宗教が共存する特異な中世をもったスペイン社会からの史的把握を行う。
目次
スペイン文学のイメージ形成にむけて
『わがシッドの歌』もしくはスペイン的個性
『よき愛の書』もしくはユーモアの発生
『ルカノール伯爵』もしくは物語の普遍性
ロマンセ、もしくは断章のポエジー
『ラ・セレスティーナ』もしくは出口なきニヒリズム
騎士道物語、もしくは空想のリアリティー
『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』もしくはピカレスク小説の誕生
クロニカ、もしくは「他者」との葛藤
神秘主義文学、もしくは瞑想と実践の融合
『グスマン、デ・アルファラーチェ』もしくは反宗教改革の文学的実践
『ドン・キホーテ』もしくは近代小説の祖〔ほか〕