出版社内容情報
春にはサクラマス、秋にはサケがさかのぼる新潟県荒川をフィールドに、昭和
30年代前後から現代にいたる水辺に生きた川人と川の関わり方の生態、川辺の
環境変動、またその変動の具体相等々、川辺の民俗と民俗の変遷を掘り起こし、
環境保全を人文科学の立場から問いなおす。
内容説明
春にはマス、秋にはサケがさかのぼる新潟県荒川をフィールドに、川辺の環境変動をいきぬいてきた川人達の民俗とその現在、暮らしの経験に根ざした自然観を掘り起こし、水辺の環境保全を人文科学の立場から問いなおす。
目次
1 環境民俗学の視点(川辺の環境民俗学;日本のサケ川)
2 サケ川の環境と民俗―越後荒川の人びと(川の環境変動;川魚歳時記;荒川の漁業協同組合;春のサクラマス漁;地先占有の原則;夏のアユ漁 ほか)