内容説明
見逃すと怖いのはコレ!多様な臨床像をもつ真菌症の原因菌に最新の分類と高精細画像で迫る。
目次
真菌界(子嚢菌門;担子菌門;ムーコル(ケカビ)門
トリモチカビ門
ミクロスポリディア門)
アーケプラスチダ(植物)(緑色植物門)
ストラメノパイル(卵菌)(ピチウム目)
イクチオスポレア(デルモシスチジウム目)
著者等紹介
槇村浩一[マキムラコウイチ]
帝京大学大学院医学研究科医真菌学教授。1990年東京医科大学卒業。1991年米国Tampa Bay Research Institute,ウイルス学講座客員研究員。1994年帝京大学大学院医学研究科(細菌学)修了、博士(医学)。1996年帝京大学医真菌研究センター講師。2009年国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」船内微生物研究主任。2011年帝京大学医学部教授。2012年帝京大学医療共通教育研究センター主任・教授。2018年~現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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荒野の狼
5
大学の医学部で微生物学の研究・教育をしているものです。大学の講義や医師国家試験では、真菌を含む微生物による病気は教えても、その形態に重点はおかれていない。そのために、医学生が対象とする微生物の形態を知らず、勉強のモチベーションがあがらないという問題がある。そのため授業に役立てるため真菌の形態をあつかったアトラスとしては貴重である本書を購入。本書の最大の魅力は高倍率のデジタル顕微鏡などを使った写真で、菌の種類やそれが起こす病気を知らなくても、写真の美しさに魅かれる読者は多いと思われる。2020/04/22
Iwata Kentaro
4
随分前のことだが献本御礼。読めてない本が多すぎて申し訳ない。実に写真が綺麗で、ここまで各菌がきれいな本は見たことがない紙もいいからか。海外のテキストではこうはいかない。一冊手元に持っておくべき本。2020/01/24