病いの会話―ネパールで糖尿病を共に生きる

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病いの会話―ネパールで糖尿病を共に生きる

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814003945
  • NDC分類 498.022
  • Cコード C3039

出版社内容情報

阿鼻叫喚とカオス…のように見えるネパールの医療現場。そこには身体経験を共有することで不安を解く,<不器用な>生活実践がある。

内容説明

「なんて無知で無教育な人々か」―阿鼻叫喚の病院の待合室、「完全にすれ違った」医師と患者/家族のやりとり、処方も指導も守らない人々が繰り広げる病いをめぐる「脈絡のない」会話―本書に描かれる事例を、ネパールの身体/社会文化に関する予備知識なく読んだ途端、あなたはそう思うだろう。しかしそれは違う。人々にとって痛く辛い経験は、科学の知識体系や検査数値とは別にある。理解し難いその態度は、身体の経験を、“不器用な”配慮の中で、皆とひたすら共有しようとする生活実践なのだ。生物医療が急速かつ無秩序に導入された国で、人々が、「共に生き共に死んできた」間身体的な生き方に、COVID‐19下の私たちが何を学べるか。医療人類学の挑戦。

目次

序章 ネパールの糖尿病患者をめぐる問い
第1章 「壊れている(bigreko)」とは何を意味するか―ネパールにおける生物医療の略史と現状
第2章 病院・薬局での「すれ違い」―生物医療施設における人々の経験
第3章 食事と薬をめぐる身体感覚と実践―経験によりつくられる糖尿病
第4章 病いの不確かさへの対峙と、他者とのかかわり―糖尿病をめぐる会話と関係性
第5章 身体をめぐる交渉―内分泌科専門クリニックの事例
終章 病いの会話と「共に生きる」こと

著者等紹介

中村友香[ナカムラユカ]
日本学術振興会特別研究員(PD)、国立民族学博物館外来研究員。1990年生まれ。2020年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。第10回育志賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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文狸

3
これまで医療人類学の本で最初の一冊目のおすすめは何かと聞かれて困っていたが、今度からは迷いなくこれにしようと思う。ネパールでの糖尿病をめぐる(「語り」ではなく)「会話」に注目した本書は、間違いなく今年の人類学の本の中でも出色の出来である。(1年ちょっとという短い経験ながら)医師にとって驚きの話や、逆に遠く離れた地でもあるあるな話も詰まっていて、単純に(非人文系研究者、特に医療関係者にとっても)読み物として面白いものになっている。2022/06/02

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