出版社内容情報
近年出土したおびただしい漢簡をもとに、漢~魏晋南北朝に至る制度が文化・社会的局面においてどのような成熟・変遷を遂げたかを追う
目次
第1部 官制叙述の形成と展開―官制と礼、歴史意識(二年律令に見える漢初の秩石制について;職官儀注書の源流;職官儀注書の出現と官制叙述のはじまり;漢代の古官箴;胡広『漢官解詁』の編纂―その経緯と構想;応劭『漢官儀』の編纂;摯虞『決疑要注』をめぐって;『続漢書』百官志と晋官品令;王珪之『斉職儀』の編纂)
第2部 法と文化・社会(後漢末の弓矢乱射事件と応劭の刑罰議論;『風俗通』にみえる漢代の名裁判;魏晋南朝の司法における情理の語について;漢六朝期の地方的教令について;漢代の教について;漢六朝期の地方的教令について;漢代の教について;六朝時代の教について;漢代の地方的教令と扁書・壁書・石刻)
著者等紹介
佐藤達郎[サトウタツロウ]
関西学院大学文学部教授。1966年宮崎県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋史学専攻)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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