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出版社内容情報
梅原猛(1925-2019)が日本の文学、宗教に向けた独自の視線は、「梅原日本学」と呼ばれる。「記紀神話」「神々の流竄」「日向神話」「仏教解釈」「アイヌ」「森の思想」等々、研究は多方面にわたるが、そこに通底する「梅原哲学」は何かを問いかける。文献的知識の皮相に流されず、その内部にひそむ日本独特の「悲哀」の感情を読み取り、実証主義や文献主義に屈服することのない世界・人間解釈を目指した梅原猛。この先達に縁故を持つ著者たちが、師を回顧しその思想的意義を説く。
内容説明
梅原猛(1925‐2019)が日本の文学、宗教に向けた独自の視線は、「梅原日本学」と呼ばれる。「記紀神話」「神々の流竄」「日向神話」「仏教解釈」「アイヌ」「森の思想」等々、研究は多方面にわたるが、そこに通底する「梅原哲学」は何かを問いかける。文献的知識の皮相に流されず、その内部にひそむ日本独特の「悲哀」の感情を読み取り、実証主義や文献主義に屈服することのない世界・人間解釈を目指した梅原猛。この先達に縁故をもつ著者たちが、師を回顧しその思想的意義を説く。
目次
1(梅原哲学の世界史的意義;人間存在と生死の問題)
2(きのくに・わかうら・わたくし考―梅原猛『さまよえる歌集』の跡を追う;星座と器―暦法の原イメージ;黒暗淵の面の如く―「哲学者」梅原猛の魅力;言葉の「施術」―『正法眼蔵』のもう一つの読み方;哲学者梅原猛―縄文と森の思想)
3(梅原仏教学―「仏に成ること」;梅原猛を弔うということ;対談「ハイデガーについて」;碧南市哲学たいけん村無我苑)
著者等紹介
小川侃[オガワタダシ]
1945年生まれ。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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