出版社内容情報
穏やかな最期を迎えるにはどうしたらよいか。最先端の生体肝移植に携わってきた外科医は高齢者ケアへと歩み出す。医師の奮闘の記録。
内容説明
穏やかな最期を迎えるにはどうしたらよいのか。小児外科医として最先端の生体肝移植に携わり子供たちの命を救うため東奔西走してきた医師は、ある日訪れた高齢者の病棟で、死とはどのように迎えるべきかという難問にぶつかり、高齢者ケアの道へ歩み出す。増え続ける認知症の人々のケア、地域包括ケアシステムの構築の問題、尊厳死のあり方…ときにはギターを弾いて患者たちと歌い、ときには救えなかった命への悔し涙を酒で飲み干す。医師・医療・介護を志す人たちへ贈る奮闘の記録。
目次
第1章 医師のスタートライン
第2章 奮闘する外科医
第3章 高齢者医療・ケアへの道
第4章 高齢者と地域医療
第5章 認知症とどう向きあうか
第6章 高齢者の看取り
第7章 人生の最終段階における医療・ケアのあり方
著者等紹介
阿曽沼克弘[アソヌマカツヒロ]
介護老人保健施設ニューライフガラシア施設長。医学博士。1955年広島県生まれ。1981年京都大学医学部卒業後、京都大学医学部外科学教室入局。京都大学第二外科在職中には、米国ピッツバーグ大学、ハーバード大学に留学。財団法人倉敷中央病院、京都大学医学部移植免疫学講座などに勤務。熊本大学医学部附属病院移植医療学特任教授を経て、2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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