出版社内容情報
教員と学生が立場も専門分野もこえて対話を重ね、「生存」を意識した地球規模の課題解決に挑む総合生存学。研究即実践の今を紹介する
目次
プロローグ―人民の国における、人民の手による農村発展
1 われわれはどこから来たのか
2 地球の有限性から何がみえるのか
3 なぜ生と死を凝視するのか
4 どのように社会と歴史に向かい合うのか
5 われわれはどこへ行くのか
報告「総合生存学とアジアのSDGs」
著者等紹介
池田裕一[イケダユウイチ]
京都大学大学院総合生存学館・教授。1989年、米国ブルックヘブン国立研究所でのクォークグルーオンプラズマ生成(QCD相転移、リトルバンとも呼ばれる)の研究プロジェクトにおける原子核物理学の研究で、九州大学から理学博士を授与された。同年、東京大学原子核研究所で、ポスドク(日本学術振興会特別研究員PD)として高エネルギー物理学の研究に従事。1990年から2010年まで、研究員、主任研究員として(株)日立製作所に勤務。この間、1997年にカリフォルニア大学バークレー校で客員研究員としてプラズマ計算物理学を、2010年に国際エネルギー機関IEAでスマートグリッドを含むエネルギー政策を研究。2011年、東京大学生産技術研究所准教授。2012年以降は京都大学の教授として教鞭をとっている。現在の研究テーマは、データ科学、ネットワーク科学、計算科学を用いたグローバル課題の研究である。学術的な成果をもとに、データ科学が解き明かすエビデンスに基づく政策提言を国際機関にて行ってきた。これまでに、査読付きジャーナル論文を106編、書籍を23冊出版し、研究成果を広く公開している。また、国内外で特許を37件出願・登録している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。