出版社内容情報
人民の統治者を選ぶ権利を主張した書簡『人間の権利の擁護』、フェミニズム思想の礎を築いたデビュー作『娘達の教育について』を収録
内容説明
フェミニズムの先駆者がフランス革命を批判した保守主義の雄E.バークと真っ向から対決し、人間の本源的平等を主張した『人間の権利の擁護』。フェミニズム思想に至るきっかけとなった『娘達の教育について』をあわせて収録。
目次
人間の権利の擁護(広告;エドマンド・バーク閣下への書簡)
娘達の教育について―より重要な人生の義務を果たすうえでの女性の振る舞いについての省察とともに(育児室;道徳的なしつけ;表面的なたしなみ;わざとらしい作法;衣装;芸術;読書;寄宿学校;気質;上流の教育を受け、財産なく見捨てられた女性の不幸な状況;愛;結婚生活;とりとめのない考え;失望から生じる恩恵;召使い達の扱いについて;日曜日の遵守;原則が揺らぐという不運について;慈愛;カード遊び;劇場;公共の場)
著者等紹介
清水和子[シミズカズコ]
1948年生まれ。専門は英語英文学、女性史、詩論。関西外国語大学教授、法政大学兼任講師などを歴任
後藤浩子[ゴトウヒロコ]
1960年生まれ。専門はブリテン・アイルランド社会思想史、フェミニズム思想史。現在、法政大学経済学部教授
梅垣千尋[ウメガキチヒロ]
1973年生まれ。専門はイギリス思想史、女性史。現在、青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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