出版社内容情報
動物たちが語り合いだまし合い、軽々と人に変身する。半世紀にわたりその生活を追った著者が、原初の想像力を語りのままに伝える。
内容説明
アフリカ大陸南部のカラハリ砂漠、草原に棲む動物たちがひしめきあい語り合いだまし合い、軽々と人に変身する。原初の想像力は縦横無尽に私たちを超えていく。半世紀にわたってブッシュマンの生活を追いかけてきた著者が民話を記録、特徴的なクリック音を再現しつつ語りのまま書き起こした。狩猟採集民の精神世界を語る、29話。
目次
第1章 神話―ピーシツォワゴ(創造主)が登場するお話(ダチョウの火を盗む;ドゥロンゴの知恵 ほか)
第2章 寓話―動物や植物についてのおとぎ話(リカオンとカメの競走;ジャッカルと犬 ほか)
第3章 怪談―殺人鬼や怪物などのお話(アウチ(首のうしろに口をもつ怪人)
トボラーリ(アウチの変形) ほか)
第4章 近年導入された民話―近隣民族から借用したお話(ジャッカルとハイエナ;ニワトリとジャッカル ほか)
著者等紹介
田中二郎[タナカジロウ]
1941年京都生まれ。京都大学理学部卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。理学博士。京都大学霊長類研究所助教授、弘前大学人文学部教授、京都大学アフリカ地域研究センター、アジア・アフリカ地域研究研究科教授を歴任。京都大学名誉教授。専門は人類学、アフリカ地域研究。狩猟採集民ブッシュマン、ムブティ・ピグミー、遊牧民レンディーレ、ポコットなどを対象とした生態人類学的研究をおこなってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
おはなし会 芽ぶっく
てつこ
takao