遺伝子・多様性・循環の科学―生態学の領域融合へ

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  • サイズ A5判/ページ数 438p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814001903
  • NDC分類 468
  • Cコード C3045

出版社内容情報

生物と環境の相互作用の中で起こる進化。進化と群集と生態系の交差から生まれるこれからの生態学を展望、地球と生命の未来を考える。

内容説明

自己複製の担い手たる遺伝子は、生命の多様性を育て、その多様性が物質とエネルギーの流れを生み出す。そして出来上がった自然こそが、生態系という新たな生命の揺籠となる。遺伝子と生態系をつなぐ自然原理の解明を目指し、生態学者の新たな挑戦が幕を開ける。

目次

遺伝子・多様性・循環の科学とは
第1部 進化と生物群集をつなぐ(進化から群集へ、群集から進化へ―階層間相互作用の意義;チョウ類とそれを取り巻く生物群集―急速な進化と断続平衡;外来種における生態と進化の相互作用―外来種管理への応用は可能か ほか)
第2部 生物群集と生態系をつなぐ(生物多様性と生態系機能―実験系から自然群集・生態系へ;湖沼生態系における生物と物理環境の初互作用―正のフィードバック・履歴現象・中位捕食者の解放;環境汚染による撹乱が及ぼす微生物生態系への影響―群集機能・多様性と環境応答 ほか)
第3部 進化、群集、生態系をつなぐ(生態系とダーウィン・マシーン―マイクロコズムから見た適応進化;呼吸の多様性が駆動する元素循環;生態化学量論から読み解く進化と生態のフィードバック ほか)
生態学の領域融合へ

著者等紹介

門脇浩明[カドワキコウメイ]
京都大学学際融合教育研究推進センター・特定助教

立木佑弥[タチキユウヤ]
首都大学東京大学院理学研究科・助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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maimai

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進化と生態系の間をつなぐ研究を、具体的な研究事例を引きながら解説している良書。 個人的に印象に残ったのは、グッピーの移植実験による進化の研究とテトラヒメナと緑藻と大腸菌を用いた、進化の実験室実験。2020/03/08

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