出版社内容情報
認識論を主題に,知覚・印象・観念から因果論まで論じる。奇跡・来世への言及もあり,無神論者とされたヒュームの宗教論を含む。独断の夢を打ち砕く分析の書。前著『人間本性論』の評判を気にして書かれた本書には、円熟期のヒューム哲学のエッセンスが凝縮される。因果性の本質についての徹底した考察は、現代の哲学に直結する。
凡 例
訳者からのメッセージ
告 示
第一節 異なる種類の哲学について
第二節 観念の起源について
第三節 観念の連合について
第四節 知性の作用に関する懐疑論
第五節 以上の疑念に対する懐疑的な解決
第六節 蓋然性について
第七節 必然的結合の観念について
第八節 自由と必然について
第九節 動物の理性について
第十節 奇蹟について
第十一節 特殊摂理と来世について
第十二節 アカデメイア派または懐疑派の哲学について
解 説
あとがき
索引(人名・事項)
ヒューム[ヒューム]
著・文・その他
神野 慧一郎[カミノ ケイイチロウ]
翻訳
中才 敏郎[ナカサイ トシロウ]
翻訳
内容説明
前著『人間本性論』の評判を気にして書かれた本書には、円熟期のヒューム哲学のエッセンスが凝縮される。因果性の本質についての徹底した考察は、現代の哲学に直結する。
目次
異なる種類の哲学について
観念の起源について
観念の連合について
知性の作用に関する懐疑論
以上の疑念に対する懐疑的な解決
蓋然性について
必然的結合の観念について
自由と必然について
動物の理性について
奇蹟について
特殊摂理と来世について
アカデメイア派または懐疑派の哲学について
著者等紹介
神野慧一郎[カミノケイイチロウ]
大阪市立大学名誉教授。博士(文学)。1932年長崎県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。京都大学文学部助手、大阪市立大学文学部講師、同助教授を経て、1980年より大阪市立大学文学部教授、1995年同退職。同年、摂南大学経営情報学部教授。2002年同退職
中才敏郎[ナカサイトシロウ]
大阪市立大学名誉教授。博士(文学)。1948年大阪府生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科博士課程単位取得。2001年より大阪市立大学大学院文学研究科教授、2012年同退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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