出版社内容情報
リバニオス/田中 創 訳;0101;02;ローマ帝政後期にアンティオキアで活躍したギリシア系修辞学教師による、当時の東地中海世界を知るための史料となる書簡集の第2弾。;20190102
内容説明
ローマ帝政後期のギリシア系修辞学教師リバニオスは、アンティオキアに生まれ、アテナイで学んだ後、コンスタンティノポリスなどを経て郷里に戻り、残る生涯を著述と教育に捧げた。有名無名の同時代人たちに宛てた膨大な量の手紙は、後4世紀の東地中海世界について広範な情報を提供する、貴重な史料。人物や年代の精緻な同定が、彼の複雑な交友関係を浮かび上がらせる。本邦初訳。同郷の高名な歴史家アンミアヌスとの交誼や、愛する息子を亡くした著者の悲嘆などを伝える。
目次
「小集成」第二部第六巻(書簡五五〇‐六一四)
「小集成」第三部(書簡六一五‐一一一二)
著者等紹介
田中創[タナカハジメ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授。1979年東京都生まれ。2010年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。2014年東京大学講師を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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