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内容説明
放射線は人体に重大な影響を与えます。しかし放射線を全く受けたくないと思うなら、自然界に暮らすこと自体、出来ません。そもそも放射線は、どういうメカニズムで何にどれほどの影響を与えるのか。この第3分冊では、放射線と生物の関係について分子・細胞レベルでのメカニズムに遡って知ることで、なぜ原子力エネルギーは安全に管理されねばならないのか、その理由と方法を考えます。原子力発電はもちろん、全ての原子力利用を考えるために、放射線防護・放射線安全管理の基礎から現場の技まで、私たちに必須の知識を学びます。
目次
第1章 放射線と放射性同位元素の基礎知識(放射線とは;放射線の性質と物質との相互作用 ほか)
第2章 放射線の健康影響とリスク(放射線影響、その始点から終点まで;放射線の健康影響の種類と分類 ほか)
第3章 放射性物質の環境中移行と被曝評価(環境中での放射性物質の動き;被曝線量の評価 ほか)
第4章 環境放射線の監視と管理(事故に伴う周辺環境の放射能汚染;事故後の空間線量率とその推移 ほか)
第5章 原子力利用の安全基盤としての放射線管理(学)―将来に向けて(放射線管理・防護の国際的なコンセンサス;福島第一原子力発電所事故と放射線防護・管理 ほか)