出版社内容情報
川分 圭子[カワワケ ケイコ]
内容説明
清教徒革命前夜から20世紀初頭までロンドン市民、貿易商、新教非国教徒として―民主主義と資本主義を築いた300年。レヴァント貿易・西インド貿易に従事し、シティを拠点に、自由に、勤勉に、生き抜いた中産階級の一族。その経験とネットワークを軸に鮮やかに描き出す。貿易商、地主、聖職者、政治家、文化人を結びつける系図を多数掲載。
目次
第1部 信仰と民主主義と資本主義―17世紀の市民層(17世紀のロンドン商人;ロンドンと革命;ピューリタニズムの敗北)
第2部 特許貿易会社の活動とロンドン商人(レヴァント貿易;代理商と領事―レヴァント現地のイギリス人)
第3部 非国教徒たちの18世紀(敗者の結束―共和政政治家・非国教聖職者・信徒による巨大親族網形成;名誉革命後の新教非国教徒たち;ピューリタニズムの退潮と浮動する信者たち;ピューリタニズムの消滅と歴史的記憶の形成)
第4部 西インド貿易―近代資本主義最大の暗部とボディントン家(西インド貿易への参入;七年戦争後の新英領ウィンドウァード諸島の土地販売とボディントン商会;奴隷貿易廃止時代の西インドとボディトン商会;奴隷解放時代の西インドとボディントン商会;終焉―19-20世紀転換期の西インド砂糖生産)
著者等紹介
川分圭子[カワワケケイコ]
1963年生。1992京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、京都府立大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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