計画経済の実証分析―中国の経済開発

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計画経済の実証分析―中国の経済開発

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  • サイズ A5判/ページ数 181p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814000562
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C3033

出版社内容情報

中国計画経済システム下の工業部門における生産技術レベルや技術進歩の有無,生産システム,経済主体の行動ついての実証研究から,改革開放を含めた長期経済発展における中国計画経済の位置づけ,市場経済の特質と関連させたその特徴づけを行う。現在の中国型市場経済の源流の考察を通じて,より深い現代中国経済への理解に迫る。

まえがき
序 章  中国型市場経済の源流をたずねて ─「ルースな計画経済」
 1 計画経済システムの再考 ─ 問題の所在
 2 ルースな計画経済 ─ 中国計画経済システムの特徴
 3 本書の意義と貢献
 4 本書の構成
第1章 効率的な生産システム ─ 内製化か分業化か
 1 「大而全,小而全」は非効率的か ─ 本章の目的
 2 生産組織の形態と経済発展 ─ 分析枠組
 3 データ
 4 計測結果
 5 まとめ
第2章 工業部門の生産性と技術進歩 ─ 悪条件の中の光明
 1 技術進歩はみられたのか ─ 本章の目的
 2 生産関数アプローチ ─ 分析枠組
 3 データ及びその実質化
 4 計測及び推定結果
 5 まとめ
 Appendix 〈企業マイクロデータの代表性について〉
第3章  国営企業の行動様式 ─ 現場レベルでの「意思決定」
 1 国営企業は「企業」か「工場」か ─ 本章の目的
 2 目的関数アプローチ ─ 分析枠組と推定方法
 3 雇用と生産性
 4 「最適化行動」採用の有無 ─ 推定結果
 5 まとめ
補 論  資金の優先配分の方針と企業パフォーマンス
     ─ 企業の生産へのインセンティブ付与をおこなえていたか
 1 はじめに
 2 いくつかの周辺的事実
 3 分析枠組 ─ 実証モデルの設定
 4 企業パフォーマンスを上げる要因とは ─ 推定結果
 5 おわりに
第4章  計画経済システム下の非効率性問題 ─「限界」の所在
 1 計画経済システムの限界とは ─ 本章の目的
 2 技術効率性と配分効率性 ─ 問題の本質
 3 配分非効率性改善の論点 ─ 分析枠組
 4 配分非効率性改善への準備 ─ 分析結果
 5 まとめ
 Appendix 1 〈生産性の計測〉
 Appendix 2 〈流動資金の限界生産性〉
第5章  改革開放へのステップ ─ 市場競争への「耐性」の形成
 1 経済システム転換の準備は出来ていたか ? ─ 本章の目的
 2 市場競争に向けた生産技術面における「環境」整備
   ─ 同次性係数の計測
 3 配分非効率性の改善と経済成長,「景気」の出現
 4 補足 ─ 成長の核の変遷
 5 まとめ
終 章  中国計画経済研究がもたらすもの
     ─ 本書のまとめと今後の展望
 1 本書のまとめ
 2 中国計画経済研究からみえるもの
   ─ 地方政府主導型地域経済発展の有効性及びその限界
 3 おわりに
あとがき
参考文献
Empirical Analysis of a Planned Economy :
  China?s Economic Development
????的??分析 ─ 中国的????
索 引

白石 麻保[シライシ マホ]
山口大学人文学部卒業
山口大学大学院経済学研究科修士課程修了,修士(経済学)
京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了,博士(経済学)
日本学術研究会特別研究員(PD),龍谷大学経済学部非常勤講師,立命館大学経営学部非常勤講等,姫路獨協大学経済情報学部講師を経て
2007年 北九州市立大学外国語学部准教授
2015年 北九州市立大学外国語学部教授(現在に至る)

内容説明

ルースな計画経済から改革開放へ。日本国内はもちろん中国国内でも精緻な研究が進んでいない空白の時期、中国計画経済システム下の工業部門における生産技術レベルや技術進歩の有無、生産システム、生産主体の行動ついての実証研究から、改革開放を含めた長期経済発展における計画経済の位置づけ、市場経済の特質と関連させて特徴づけを行う。さらに、現在の中国型市場経済の源流の解明による、より深い現代中国経済への理解に迫る。

目次

序章 中国型市場経済の源流をたずねて―「ルースな計画経済」
第1章 効率的な生産システム―内製化か分業化か
第2章 工業部門の生産性と技術進歩―悪条件の中の光明
第3章 国営企業の行動様式―現場レベルでの「意思決定」
補論 資金の優先配分の方針と企業パフォーマンス―企業の生産へのインセンティブ付与をおこなえていたか
第4章 計画経済システム下の非効率性問題―「限界」の所在
第5章 改革開放へのステップ―市場競争への「耐性」の形成
終章 中国計画経済研究がもたらすもの―本書のまとめと今後の展望

著者等紹介

白石麻保[シライシマホ]
山口大学人文学部卒業。山口大学大学院経済学研究科修士課程修了、修士(経済学)。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。日本学術研究会特別研究員(PD)、龍谷大学経済学部非常勤講師、立命館大学経営学部非常勤講等、姫路獨協大学経済情報学部講師を経て、2007年北九州市立大学外国語学部准教授。2015年北九州市立大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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