出版社内容情報
マンジュ人の国家ダイチン・グルン(大清国)の言語文化について、膨大な満洲語史料を読み解き、社会と文化に関する新たな実像を描く。
内容説明
マンジュ(満州)人の創った国家(グルン)、ダイチン・グルン(大清国)の研究は政治史に偏していたが、著者は膨大なマンジュ語史料を読み解きながら、当時の社会と文化について新たな実像を描く。
目次
第1部 マンジュ人と文字文化(マンジュ人とその名称;マンジュ人の文字文化)
第2部 漢文化受容と広がり(マンジュ人の読書生活について;17世紀におけるマンジュ人の語る漢文化)
第3部 グルン文書と印璽の展開(漢文文書から『太宗実録』の編纂へ;グルン印璽制度の実態;グルン文書システムの変容;無圏点マンジュ文字字音)
著者等紹介
庄声[ショウセイ]
東北師範大学歴史文化学院准教授。中国新彊ウイグル自治区伊犂地区チャブチャル・シベ自治県イラチ・ニルに生まれる。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、京都大学博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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