出版社内容情報
言葉の表現で逸脱した用法が、かえって新鮮味をもち、新たな創造へのきっかけとなる。夏目漱石、川端康成などの近代作家の文例を、従来の文法規則論からではなく、認知言語学による新しいアプローチから考察する。
内容説明
言葉の表現で逸脱した用法が、かえって新鮮味をもち、新たな創造へのきっかけとなる。夏目漱石、川端康成などの近代作家の文例を、従来の文法規則論からではなく、認知言語学による新しいアプローチから考察する。
目次
第1章 レトリック研究の視座(修辞現象;レトリックの性質 ほか)
第2章 意味の伸縮―意味論とレトリック(意味の柔軟性;換喩の特性と類型 ほか)
第3章 文法のゆらぎ―文法論とレトリック(文法と修辞性;レトリックと数量詞 ほか)
第4章 対話の弾力性―語用論とレトリック(レトリックと主観性;比喩標識と認識の創造性 ほか)
第5章 結語と展望(レトリックの普遍性と両義性;レトリック研究の展望)
著者等紹介
小松原哲太[コマツバラテツタ]
立命館大学外国語嘱託講師(2016年4月から)。2012年から2015年まで日本学術振興会特別研究員(DC1・言語学)/2015年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了(人間・環境学博士)/2015年から2016年まで関西大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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