出版社内容情報
キリスト教世界最大の哲学者アウグスティヌスを、近年注目を浴びている言語記号理論と、聖書解釈学の視点から論じる。独自の記号理論を有しながら、同時にその聖書解釈がキリスト教的生にも深く関わっている、この稀有なる思想家の本質を明らかにする。
内容説明
キリスト教世界最大の哲学者アウグスティヌスを、近年注目を浴びている言語・記号理論と、聖書解釈学の視点から論じる。独自の記号理論を有しながら、同時にその聖書解釈がキリスト教的生にも深く関わっているこの稀有なる思想家の本質を明らかにする。
目次
第1部 アウグスティヌスの記号理論(『教師論』の記号理論;『問答法』の記号理論;『キリスト教の教え』の記号理論)
第2部 アウグスティヌスの言語理論(『教師論』の言語理論と『三位一体論』の内的言葉;『シンプリキアヌスへ』の言語理解と『キリスト教の教え』)
第3部 『キリスト教の教え』の聖書解釈学(『キリスト教の教え』の聖書解釈学とクライテリア;『キリスト教の教え』の聖書解釈学と生の展開)
著者等紹介
須藤英幸[スドウヒデユキ]
京都大学文学研究科・文学部非常勤講師。福島県生まれ。成蹊大学卒。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。2003年、Fuller Theological Seminary(米国)、Master of Arts in Theology修了。2008年、京都大学大学院文学研究科思想文化学専攻(キリスト教学)修士課程修了。2014年、同博士課程修了。京都大学博士(文学)。専門は、キリスト教学、教父学(アウグスティヌス)、組織神学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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