出版社内容情報
戦争、難民問題、原発事故…。災厄による衝撃とそれが生み出す歪みや亀裂から社会はどのように回復してきたのか。復興を長期的な視座で考える。
内容説明
災厄の歴史を未来の力に変える。戦争、難民問題、原発事故…。災厄による衝撃とそれが生みだす歪みや亀裂から社会はどのように回復してきたのか。復興を長期的な視座で考える。
目次
「歴史としてのレジリエンス」を考える
革命後を生きる―コミュニティから亀裂を修復する
不条理を生きる―共通の敵を作らずに連帯する〔ほか〕
著者等紹介
川喜田敦子[カワキタアツコ]
中央大学文学部教授。研究分野:ドイツ現代史、ドイツ地域研究
西芳実[ニシヨシミ]
京都大学地域研究統合情報センター准教授。研究分野:インドネシア地域研究、多言語多宗教地域の紛争・災害対応(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shige
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図書館で何気なく手に取った本。レジリエンスってなんだろう?どうも「打たれ強さ」ということらしい。災害や戦争、革命や社会変革のなかで、人々が暮らしを再建していくのに必要な強さとは何か?そこに「地域社会」のもつパワー、人々の経験の積み重ねである歴史のパワーを、様々なケースに見ることができるという。今後、私たちは、さらに変化の激しい時代を生きていくことになる。ますます地域社会の柔軟なパワーをどのように構築していくか?が重要になるに違いない。そのように感じる研究報告でした。2016/05/23