内容説明
少年兵、市民への残虐行為、紛争ダイヤモンド…かぞえきれない不幸を重ねながらも11年にわたる内戦がようやく終結したシエラレオネ。そこでは、どのアクターが関わり、どのような介入がなされたのか?平和への道はいかに模索され実践されているのか?この経験を多角的に分析し、いまもアフリカ各地で絶えない紛争の解決と平和構築への道を探る。
目次
第1部 国際社会による紛争解決の試み(西アフリカ諸国経済共同体による軍事介入;国連の介入;ブレア・ドクトリン―なぜ、イギリスは軍事介入したのか;国連武器禁輸とイギリスのサンドライン事件)
第2部 平和構築の模索と課題(武装解除・動員解除・社会再統合(DDR)―ある国連スタッフの回想
社会再統合とバイク・タクシー
真実和解委員会と特別裁判所
国連平和構築委員会
警察改革支援―1998~2005年
2007年選挙と若者―元戦闘員の再動員とポリトリックス)
著者等紹介
落合雄彦[オチアイタケヒコ]
1965年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、敬愛大学国際学部専任講師、龍谷大学法学部助教授をへて、現在、龍谷大学法学部教授(アフリカ地域研究、国際関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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