内容説明
ヒト・モノ・カネが自由に出入りして動態的に変化する過程の厳しいリスクのなかで、人びとが社会的な格差の階段を上り下りするアメリカ・モデルを提示する。そのアメリカ・モデルが国内社会に浸透する、あるいは世界に展開するために必要な基本的な枠組みを形成する金融・教育・国際援助の役割を解明。
目次
序章 「アメリカ・モデルとグローバル化」を見る眼
第1章 アメリカ・モデル経済社会の基本構造
第2章 アメリカ・モデルの金融―中小企業金融における「保守性」と「コミットメント」
第3章 大都市ニューヨークの教育財政システム
第4章 G・W・ブッシュ政権による援助システムの改革
第5章 アメリカにおける民間部門による対外援助―財団の動向を中心に
著者等紹介
渋谷博史[シブヤヒロシ]
1949年生まれ。現在、東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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