内容説明
5カ国の農業環境政策について分析することにより、農業環境公共財の供給と負の農業環境公共財の削減を図るための最適な政策について、その理解を深める。各国がどのような農業環境公共財を政策対象としているのか、各国が農業環境目標とリファレンス・レベルをどのように設定しているのか、どのような政策がどの農業環境公共財を対象に実施されているのか、といった点について分析。負の農業環境公共財の削減を含む農業環境公共財を供給するための政策の立案に資する情報提供を行う。
目次
第1章 農業環境公共財と外部性
第2章 主な農業環境公共財と農業生産活動を通じた供給
第3章 農業環境公共財関連の市場の失敗
第4章 環境目標とリファレンス・レベル
第5章 農業環境公共財の供給のための政策
第6章 結論と政策提言
著者等紹介
植竹哲也[ウエタケテツヤ]
1979年東京都生まれ。2002年一橋大学法学部卒業(専攻・国際関係)。2008年ミシガン大学公共政策大学院修了(修士・公共政策学)。2003年農林水産省入省。総合食料局、大臣官房、経営局を経て、2011年よりOECD貿易農業局環境課農業政策アナリスト。2014年より農林水産省国際部経済連携チーム課長補佐、2015年より国際地域課課長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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