出版社内容情報
京都の城と寺の障壁画を中心に障壁画の見かたのポイントを紹介。
内容説明
建築空間と狩野派などの絵師が描いた絵画が融合した大パノラマ。障壁画の魅力を部屋全体の俯瞰図と写真であますところなく解説。
目次
二条城
大徳寺真珠庵
大徳寺聚光院
南禅寺
大覚寺
建仁寺
名古屋城
知恩院
妙心寺天球院
桂離宮
障壁画の歴史
著者等紹介
宮元健次[ミヤモトケンジ]
1962年生まれ。作家、美術史家。1987年東京芸術大学大学院美術研究科博士課程修了。龍谷大学助教授、大同工業大学教授を歴任。作家、建築家として受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっきー
6
✴3 狩野派の絵とそれがある二条城や寺社をガイドブック風に説明する本、解説は読みやすくて良かったが、その解説の当の絵の画像がないことが多いのが不満だ、いつもの原色日本の美術のほうで自分は見れたので良いですが…、東照宮は探幽の立体障壁画というのがおもしろかった、最後の歴史解説が良かったので星プラス1だ2017/07/17
みみりん
2
1回読んだだけでは頭には入らないが、寺院や城の造りがどうなっているのかはわかった。2021/02/07
マカロニ マカロン
2
個人の感想です:B。山本兼一さんの「花鳥の夢」を読みながら、現存する障壁画についての情報と映像を見るため並行して読んだ。狩野永徳の直弟子の「友松」は後の海北友松(かいほうゆうしょう)となり、秀吉に認められ、海北派を立ち上げ、建仁寺方丈の障壁画を描き、弟子には本阿弥光悦などがいるのだそうです。永徳の父の松栄は才能はあまりなかったようだが、永徳を信長や秀吉に売り込んで狩野派を一大勢力に盛りたてていった名プロデューサーだったのだなあと思った。ただこの本は画像が部分的すぎて障壁画その物を楽しむには不向きだ。2014/04/10
yzw
0
代表的なものを紹介しているが、それぞれのエピソードは入門書ながらもかなり深いものがあるな。2011/04/19
Pippi
0
日本美術史(絵画)関係の参考資料。。2009/01/22