認知症の人の歴史を学びませんか

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  • サイズ B5判/ページ数 273p/高さ 19X19cm
  • 商品コード 9784805834343
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C3036

内容説明

閉じ込められ、縛られてきた歴史からの脱却。誰が、何が変えてきたのか、初めて認知症の人の歴史が1冊の本に。

目次

歴史を学ぶ前に
認知症の人の居場所の変遷
四〇年前のこと
精神病院という場で
身体拘束禁止にたどりつくまで
動き出した特養ホーム
老人保健施設とE型デイサービス
宅老所・グループホームの試み始まる
「呆け老人をかかえる家族の会」発足と市民活動
介護福祉士の登場
二つの視点から四〇年を振り返る
未来に向けて―私の歴史とともに
(対談)認知症にまつわる制度はどうつくられてきたか
写真が物語る認知症の人の歴史

著者等紹介

宮崎和加子[ミヤザキワカコ]
健和会・看護介護政策研究所所長。山形県寒河江市生まれ。東京大学医学部附属看護学校卒業後、健和会・柳原病院にて訪問看護に従事。1992年、東京都第一号となる北千住訪問看護ステーションを開設し、所長を務める。その後、健和会・訪問看護ステーション統括所長。2000年より社会福祉法人すこやか福祉会でグループホーム開設・運営に取り組み、グループホーム福さん家ホーム長などを歴任。認知症の人への支援のあり方にこだわり続けている

田邊順一[タナベジュンイチ]
1937年、熊本県生まれ。日本写真家協会会員。フリーランスの写真家として活動するなか、高度経済成長の農村を撮影中に老人の自殺に遭遇。以来、老人を中心に「人間」をみつめる取材を続ける。1985年、『老い』で日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山下哲実

12
今に至るまでに色々な試行錯誤があったんだなと感じた。以前の介護が悪かったとは思いたくはない。その時はそれで介護する側は精一杯だったんだと思う。昔があって今があるんだから!ただし、今のままで良いんだと思わないことが大事なんだと感じた。2015/01/05

huyukawa

1
文章も写真もひじょうに貴重な記録でした。現状がまだ良いとは思えないが、それでも方向はじょじょに進んでいるように感じられた。2020/09/30

okatake

1
認知症の人々が日本においてどのように思われ、医療や福祉分野でどのような対応をされていたのかを多くの人々のインタビュー・文献を駆使してまとめてくれています。そして最終章。著者の振り返りと伴に未来へ向けての言葉が綴られています。私たちの関わりは効果を得るためと考えがちですが、それで良いのか?効果云々より、目の前の人が今をどう生き、何を困っているのか。その困っていることをどうすれば対処できるのか。そのために私たちはいるのです。支援しているのです。職種は関係ないと思います。人と人との関わり合いなのでしょう。2016/07/14

licca

0
笑顔で楽しく過ごせるって大事だなぁ。と、簡単だけどこんな感想が一番に出てくる。 写真が凄く良い。2017/04/22

ありー

0
同じ介護職として深く考えさせられる本でした。是非介護職の方には読んでほしい。自分が毎日接しているご利用者の事を思い浮かべて。このままではいけないと考えさせられました。2017/02/06

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