目次
現になされているソーシャル・ケース・ワーク
ソーシャル・ケース・ワークの定義
人間の相互依存
個人差
意図的な行為の基礎
家庭
学校―職場―病院―裁判所
ソーシャル・ワークの形態と相互関係
ケース・ワークと民主主義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
豆ぽち
10
1922年2019/05/27
まめお~
6
3月に精神保健福祉士試験合格、来年の社会福祉士試験を目指している私、いつかは読まねばと思っていた。 そうなのね。サリヴァン先生がやったのはケース・ワークだったのね。紹介されていたサリヴァン先生の手紙(を収録した本)、読みたいと思った。 翻訳ってやはり読みにくい。「・・単なる手段ーーそのままでは、もっとも重要な手段ではないーーとなるのである。」みたいに、英語の単語順の訳多数で、一度読んだだけでは理解できない感じだったな。 将来SCWの中に個人開業が増えているかもと予想しているところ、さすがなり。2019/06/25
HA
6
「リッチモンドに帰れ」という言葉がある。いわゆる社会的弱者を取り巻く福祉の発達過程において、指針となるいくつもの精神や実践に基づいた経験がリッチモンドの軌跡に散りばめられているからだ。さて、私が本書について言いたい事は次の二つだ。一つ、この本に描かれた愛情と謙虚を兼ね備えたソーシャル・ワーカー達に出会えた幸運。例えばヘレンケラーに寄り添ったサリヴァン女史の姿は僕が今まで見てきた、そしてぼんやりとしか見えていなかった大切な人達の姿を輪郭を持って映るようにしてくれた。これがとても嬉しかった。⇒2014/12/28
平岡
3
20210403読始、20210502読了。ソーシャルケースワークを説明にするに当たって記述される事例が現代の社会問題と然程差がないことに驚かされる。ソーシャルケースワークの最高の基準はパーソナリティの成長にあり、ケースワーカー自身もパーソナリティを成長させていく必要がある。失意の結果を救済する唯一の方法は、激励。極めて忍耐強い手と、極めて分別のある目で与えられる激励であることを肝に銘じたい。しかしながら英訳文らしい言い回しにはかなり辟易とした。現代に即した注釈が盛り込まれた新訳の出版が待たれる。2021/05/02
スミレ雲
2
あんまりピンとこなかったかも。ケースワークの原則のほうが分かりやすかった。というのが今の感想。