内容説明
いわれなき誹謗・中傷にさらされる日本やアメリカの企業広告。ネット警察に監視され自由な閲覧も自由な発言も抑圧されるインターネット。いったい中国はどうなっているのだろう。
目次
第1章 『申報』に見る近代中国広告文化の一考察(19世紀後半における『申報』の創刊と広告活動;『申報』による広告活動と社会の消費文化への影響;社会環境の変遷と広告への影響)
第2章 改革開放後の中国における広告と中国「侮辱」事件(改革開放後の中国における広告の発展過程と環境;中国における外国企業広告の中国「侮辱」事件)
第3章 21世紀初頭中国における“問題広告”(日本SK‐2事件;アメリカ商品の“問題広告”;歴史上の人物を登場させる“問題広告”;中国国内の医薬、保健食品ルイの“問題広告”)
第4章 中国インターネット事情(中国におけるファイアーウォールと「金の盾工程」の建設;中国政府のネット封鎖政策への米国企業の対応とその影響;インターネット発展状況の調査と実態)
著者等紹介
林惠玉[リムフィギョッ]
台湾に生まれる。1999年一橋大学博士号(社会学)取得。現在、中央大学経済学部兼任講師、中央大学経済研究所客員研究員、早稲田大学現代政治経済研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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