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目次
『ギルガメシュ叙事詩』とギリシア文学
『マハーバーラタ』における英雄たちの二重のイニシエーション
『ベーオウルフ』におけるヒロイズムについて
武勲詩のアソナンスについて
『ニーベルンゲンの歌』の舞台裏―エッツェル王の二人の后とベルネのディエトリーヒ
『わがシッドの歌』は英雄詩か
新旧の主君へ尽くすべき忠節―『ランスロ本伝』の描く騎士ファリアン像
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あを
4
色んな国の英雄詩について書いてあり、ギルガメシュ叙事詩についても書いてあったので借りた。まったくの門外漢なので、理解できたことは少ないが、こんな研究もあるのだと興味深く読んだ。当たり前の事だが、その作品が成立するには当時の文化や風土などたくさんの事が影響していて、作品から当時の現状や人々の思考が読み取れるのだなと思い、面白かった。2015/01/07
j1296118
0
慈母であり同時に冷静に利益を見る国母でもある王妃ヘルヒェ、巧妙な統治をしながら復讐心が底にあり母として讃えられてはいないクリエムヒルト、両者と関わるディエトリーヒの関係が面白く、また厄介複雑な立場と動向のファリアン卿とこちらもなかなか単純に悪役でもないクローダス王についての語りも興味深く。 『ニーベルンゲンの哀歌』『シドレクスサガ』『ランスロ本伝』の邦訳が欲しくなるところ2016/07/01
