目次
序 モダニズム時代再考への序章
作家と作品(ヘンリー・ジェイムズの小説観;音楽・空間・共同体―ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』第一一挿話について;クラリッサが得たもの―『ダロウェイ夫人』の薔薇をめぐって;科学的世界観は小説に何をもたらしたか―オールダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』再読;変わりゆくイギリスの記録―A.ハクスリーからB.ピムの小説へ;モダニズムの中の女王―シルヴィア・タウンゼンド・ウォーナー『まことの心』におけるヴィクトリア女王の表象;表層のモダニスト、ノエル・カワード;ワットは何処へ行くのか―サミュエル・ベケットとホロコースト)