内容説明
「惜別のうた」の作曲家、シベリア抑留生還者、山本五十六・司令長官の伝令だった軍楽兵、戦艦大和の水上特攻からの生還者、満州国陸軍軍人、朝鮮人学徒兵、台湾人学徒兵…戦争体験者を大学生が取材。涙をぬぐいながらルポルタージュを執筆し、急速に風化する戦争の記憶を後世につなげる役目を担う!
目次
『惜別の歌』に込められた思い―赤紙配達を任されて
広島原爆と戦後失業対策事業
狂気と死の淵から生還して―シベリア抑留の真実
マルシャンスク収容所での抑留を生き抜いて
軍楽兵が見た戦争―山本五十六、戦艦大和、ミッドウェー海戦、そして戦艦武蔵
「戦艦大和」の水上特攻から生還して…
犬の献納運動、そして焼け野原になった八王子
北緯三八度線を越えて―おばあちゃんの初恋物語
卒業後の学徒出陣
農耕勤務隊員としての記録
癒えない傷を負って
台湾人学徒出陣
遠き日本を思い続けて―台湾人留学生の思い
著者等紹介
松野良一[マツノリョウイチ]
1956年生まれ。中央大学総合政策学部教授。専門はメディア論、ジャーナリズム論。中央大学大学院総合政策研究科博士課程後期課程修了。博士(総合政策)。2003年4月から中央大学FLPジャーナリズムプログラムを担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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