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西田幾多郎の姿勢―戦争と知識人

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784805752180
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C3010

内容説明

戦争に直面した西田が、どのような心情や意志のもとに生きたか―遺された日記・書簡を克明に辿り、その実像に迫る。

目次

第1章 昭和初期の不穏な時代―“実に日本の危機だ”(国家を破壊する勢力に憂慮;美濃部の事件を心配する ほか)
第2章 日中戦争勃発(軍の暴走止まらず;近衛に対する西田の疑念と不信感 ほか)
第3章 太平洋戦争に突入(東条内閣が成立;「大東亜戦争と京都学派」(大島康正の一文から) ほか)
第4章 太平洋戦争いよいよ終末へ(戦後の日本の学問・文化への期待(弟子たちへの「遺言」)
近海に米軍大機動部隊侵入―連日の大空襲始まる ほか)

著者等紹介

上田高昭[ウエダタカアキ]
1929年山梨県甲府市に生まれる。哲学専攻。1958年異分野の研究者らとアジアの総合的研究会を発足、研究誌『アジア評論』を発刊(編集代表)。研究、執筆活動(一時入院・療養生活)を続ける一方、諸大学にて哲学、倫理学、思想史、文明論等を講じる。1985年頃より道元の研究と打坐を始め、この十数年来は主として近代科学・哲学批判の立場から『研究紀要』(大学)、同人誌『白壁』(代表=東大名誉教授古川哲史)に、日本的哲学の源流たる「道元の思想」(論文)を連続発表している
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