内容説明
ユーラシア大陸各地に伝わる神話には、文化圏を違えながら多くの共通話素が見られる。それらはどこで生まれ、どのように伝播したのだろうか?古代メソポタミアの地母神を源にした植物神話、竜退治など、ユーラシア各地の大地の伝承を東西世界に検証する。
目次
第1章 大地の神話―メソポタミア
第2章 メソポタミアからギリシア神話へ
第3章 テーバイの豊穣神話―ディオニュソスをめぐって
第4章 アテナイの豊穣神話
第5章 ギリシアからヨーロッパ大陸へ
第6章 ヨーロッパの竜退治―メソポタミア神話の余波
第7章 竜退治―インド・ヨーロッパ語族からアジアへ
第8章 東アジアの竜退治―ヤマタノヲロチの源流を求めて
第9章 死と再生の物語―宇宙創世神話から植物・保食神話へ
著者等紹介
金光仁三郎[カネミツジンサブロウ]
中央大学教授。1941年生まれ。1966年東京大学文学部仏文科修士課程修了(専攻:フランス文学、比較神話学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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