内容説明
オニール以降のアメリカ演劇のなかに一貫して流れているように思われる再生衝動を考察。オニールと同世代人であるマクスウェル・アンダーソン、ウィリアムズの影響下に劇作を始めたウィリアム・インジ、シェパードとは好一対のマーシャ・ノーマン、マメットのパロディを試みたコピットなどについての文章のほかに、オニール以前のアメリカ近代劇の成立を論ずる一文を付けている。
目次
1 アメリカの近代劇―メロドラマからオニールまで
2 ユージン・オニール
3 マクスウェル・アンダーソン
4 テネシー・ウィリアムズ
5 ウィリアム・インジ
6 アーサー・ミラー
7 アメリカ三つの「家庭劇」
8 エドワード・オールビー
9 サム・シェパード
10 マーシャ・ノーマン
11 マメット症候群とフェミニズム
著者等紹介
長田光展[オサダミツノブ]
1936年、沼津市生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究所博士課程修了。現在、中央大学文学部教授。アメリカ演劇専攻
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