娘と女の間―コレットにおける母娘関係と男女関係の交差

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娘と女の間―コレットにおける母娘関係と男女関係の交差

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  • サイズ A5判/ページ数 495p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805751367
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C3098

目次

1 小説の領域―男女関係の中の女性(「クローディーヌ」の時代―女性とその肉体;ルネ―家父長制における女性の位置 ほか)
2 自伝的著作―女性同士の関係性(クローディーヌからルネへ―レズビアニズム;ルネからミツゥへ―娘の母 ほか)
3 娘と女の間、自伝的著作と小説の間(娘と女の間の断絶;『夜明け』―母との関係性を結び直す ほか)
4 結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

6
コレットの作品に描かれる女について、男性の視線に規定される女から自ら感じる女へ、そしてレズビアンのあり方の、母と娘と私の関係の変化について述べられていて非常に興味深い。なかなかコレットは単発でしか読めていないので、全体を通してこのような変遷を辿り、こんな素晴らしいことを言っているのだということも発見でき、非常に美味しい。夜明けは一度読んでみたい。全集3にあるらしい。2018/06/08

nranjen

1
再読。図書館本。手に入れたくても入手困難。いっそのことコピーでもしようかと悩み中。コレットを読みたくてこの本を思い出して手に取ったが、やはりよく説明されている。男との関係、女同士の関係、母と娘の関係の3つを軸に、年代順にコレットの変化をていねいにテキストを読み込むことによって描き出している。コレットはいくつか単行本で注文しようと思っているけど、ガリマールの全集がなんと市の図書館にあるのを発見。ガリマールの全集、拡大コピーしなくては読めないのだけど、この本を道しるべに読んでみたい。2019/03/02

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