目次
第1章 イエメンと国際貿易(イエメンと紅海貿易―13世紀のイエメン・エジプト間通商の事例;イエメンから見た国際貿易―13世紀のインド洋貿易港アデンの取扱品の分析;国家による貿易の管理と統制―ラスール朝治下アデン港税関の輸出入通関について)
第2章 イエメンの国際関係(南アラビア情勢の変容とインド洋西海域―17世紀におけるザイド派イマームのハドラマウト遠征に関連して;イエメン・エチオピア関係と紅海情勢―17世紀のザイド派イマーム政権によるエチオピア遠征計画に関連して;インド洋西海域世界におけるイエメンの国際関係―17世紀におけるザイド派イマーム政権の対外関係の分析より)
第3章 イエメンをめぐる人びとの移動と交流(インド洋西海域世界のなかの学術都市ザビード;インド洋西海域世界におけるハドラミー・ネットワークの展開)
補論 ポルトガル来航期のインド洋におけるアラブの航海技術―スライマーン・アルマフリーの航海技術書の検討より
著者等紹介
栗山保之[クリヤマヤスユキ]
1968年東京に生まれる。1992年中央大学文学部史学科卒業、1999年中央大学大学院文学研究科博士後期課程退学。現在、東洋大学文学部非常勤講師。博士(史学)。専攻はイエメン史、イスラーム史、インド洋海域史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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