内容説明
多くの高校生にとって未知の土地、サハリン・樺太。「世界地図で白く塗られている地域?」「ヨーロッパと日本が混在している感じかな?」「船に乗って渡るの?」…さまざまな疑問や想像が徐々にふくらみ、戦後初のサハリン・樺太修学旅行が実現しました。やがては見聞きできなくなるかもしれない何かを探し、訪ね、出会う。その貴重な体験によって、日本、隣国、世界、「歴史と今」に思いめぐらす。おざなりな修学旅行にはない「教育旅行」実践の記録です。
目次
第1章 研修旅行の目的地策定
第2章 サハリン・樺太研修旅行までの道のり
第3章 事前学習
第4章 サハリン・樺太研修旅行実施
第5章 事後指導
著者等紹介
菊地明範[キクチアキノリ]
中央大学杉並高等学校国語科教諭。1963年埼玉県生まれ。中央大学附属高校から中央大学文学部、中央大学大学院博士課程前期・後期で学んだあと、1991年に韓国暁星女子大学校専任講師を経て1993年から中央大学杉並高校の教員になる。防災士
山田篤史[ヤマダアツシ]
中央大学杉並高等学校地理歴史科教諭。1976年愛知県生まれ。一橋大学社会学部、一橋大学大学院社会学研究科修士課程・博士課程でヨーロッパ社会史を専攻し、2004年から現職、主に世界史を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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