内容説明
公的統計情報システムの変容とその利活用をめぐって―歴史的、制度的、方法的検討。
目次
第1部 公的統計情報の作製と提供(改正された統計法と二次的利用の現状と課題;統計表の構造とIPF法を用いた教育用擬似個別データの作成方法;公的統計データにおける秘匿性と有用性の評価のあり方に関する一考察―スワッピングを中心に;交互最小二乗法による選択的エディティング手法の質的な順序変数への拡張に関する検討;フランスINSEEにおける均衡抽出法の利用)
第2部 公的統計の2次利用と社会研究(パラメータ推定と抽出ウェイトの利用―尤度を中心に;Web調査による公的統計の拡張可能性―生活時間調査を素材に;観光地域経済調査からみた観光関連事業所の季節変動分析;既集計の公的統計データを用いた貧困量推計と「社会的排除」分析に関する検討;ドイツのSOEPの意義と利用可能性;アドルフ・ケトレーの統計論)
第3部 地域分析とデータ統合(地域での事業所調査と経済センサスの活用;世帯規模の動向の分析における地域単位の検討;人口・世帯属性からみた居住期間分布について;境域情報などを用いた公的統計と行政情報のマッチングについて;行政情報と統計情報のデータ統合の分析的意義について―静態・動態情報のデータ統合を中心に)
著者等紹介
坂田幸繁[サカタユキシゲ]
研究員(中央大学経済学部教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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