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アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展 (改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 300p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805721698
  • NDC分類 611.4
  • Cコード C3033

内容説明

世界の穀物輸出を支配する穀物メジャーのパワー、戦略とは?その経営行動の実像に鋭く迫る日本の穀物輸入を考える上で必読の1冊。

目次

第1章 アメリカの穀物輸出(輸出禁止措置と穀物武器論;ECの共通農業政策と小麦余剰在庫 ほか)
第2章 穀物相場の推移と市場メカニズム(穀物ブームと深刻なインフレ、1970年代;農業不況と長引く低迷、1980年代 ほか)
第3章 穀物流通の覇権をめぐる穀物メジャーの攻防(買収や合併による寡占化;対ソ穀物輸出と穀物メジャーの大躍進 ほか)
第4章 遺伝子組み換え穀物の生産と流通(遺伝子工学とプロダクト・スチュワードシップ;遺伝子組み換え穀物の作付け拡大と遺伝子非組み換え穀物の需要 ほか)
第5章 21世紀の世界穀物市場(世紀の変わり目の穀物相場;市場の外部環境に激変、南米の通貨危機と同時テロ ほか)

著者等紹介

茅野信行[チノノブユキ]
ユニパック・グレイン・リミティッド代表取締役。1949年長野県生まれ。72年中央大学商学部卒業。76年中央大学大学院商学研究科修士課程修了。同年穀物メジャーのコンチネンタル・グレイン・カンパニー入社。飼料穀物、小麦の輸出業務に従事。78年~81年香港、シンガポール駐在。コメ、パーム油、飼料穀物、大豆ミールの輸出取引を担当。82年東京支社勤務。飼料穀物、大豆、菜種の輸出業務に携わる。84年本社特別研修。88年コモディティ・トレーディング・マネジャー就任。99年より現職。中央大学商学部非常勤講師(国際経営論担当)、國學院大學経済学部非常勤講師(経営戦略論担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

1
70、80年代の輸出禁止措置、ECとの穀物戦争の流れを説明し、米国の穀物輸出政策の変化を読み解いている。これらの経験から、①輸出制限はしない、②補助金付き輸出は削減、③食糧援助は継続、が政策の骨子となっている。穀物メジャーが発展する契機となったのは、72年のソ連の米国産穀物の大量買い付けである。これによって米国の穀物輸出の目的が余剰在庫の処理から、海外市場の獲得に劇的に変化する。国際穀物会社を穀物メジャーに飛躍させた原動力は、穀物取扱量の空前の増大と米国以外の穀物輸出国への進出と集荷・供給力の強化である。2013/11/13

denken

0
穀物メジャーというと何か悪そうな響きがするけど,結構苦労してるんですってさ。主にアメリカ農業政策史って感じかな。遺伝子組換えについても書かれてる。だいたい親アメリカ的なわけだけど,今まで農業関連では,むだにヒステリックな論調ばかりみてきたから,新鮮でありがたい。2010/04/11

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