中央大学社会科学研究所研究叢書
グローバル化のなかの現代国家

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784805713082
  • NDC分類 311
  • Cコード C3331

内容説明

グローバル化のなかで、現代国家はどのような危機的様相を示し、それにどのように対応してどのような変容を遂げようとしているのか?グローバル化がさらに進展した場合、平和、民主主義、自由、人権、社会福祉、環境保全といった多様な価値を保障する、どのようなグローバルな統治システムが構想されねばならないか?このような変容の時代にあって、伝統的な国家理論・国家思想はどのように再構築されるべきか?本書は、中央大学社会科学研究所の「現代国家の実証的研究」チームが、これまでに行ってきた共同研究の成果である。政治学・経済学・経営学・社会思想の諸分野にわたる九名の研究者の論文集で、『現代国家の理論と現実』の続編にあたる。

目次

1 現代国家の危機
2 グローバル化・国民国家・民主政
3 社会民主主義の国家像と「第三の道」
4 欧州自動車産業政策と多国籍企業
5 日本の不況対策―高橋財政期と20世紀末期
6 現代中国の財政システムと上海
7 模索するハンガリーの政治―「敗者」の側の政治の行方
8 グラムシと国家死滅テーゼの再検討―社会思想史的位置づけにむけて
9 マルクスにおける資本と国家