出版社内容情報
本書の特色は分権化、広域化、民営化、規制緩和、財政改革、組織再編、公務員制度改革、独立行政法人改革や公益法人改革などの現代的課題に即した制度分析を行い、組織理論を駆使して制度と管理の技術的な把握を行っている。権力と技術、分業と調整(協働)のテーマでマクロ的な構造認識とミクロ的な技術把握という設定を行い、依拠すべき研究蓄積に基づいた議論の体系化・理論化を試みた。本書の現状分析や理論構築は他の行政学教科書と比べて綿密かつ詳細である。本書は現代行政の制度改革に関心を持つ人びとを対象としており、公務員試験の受験を予定している人びと、現役の公務員、公共の活動に関与する人びと、一般市民にも有益である。
目次
行政と行政学
行政の発展
執政府
首長と議会
国と地方
広域化と広域連携
財政改革
市場主義と民営化
規制改革
行政組織の改革
公務員制度の改革
行政の外延化
官僚制化の進展
官僚制の機能と構造
官僚制の規律と慣性
官僚制の権力関係
権限と情報の管理
人的資源の管理
制度の選択
調整と計画
行政責任の構図
統制と責任
参加と責任
行政学説史
著者等紹介
武智秀之[タケチヒデユキ]
1963年福岡県生まれ。中央大学法学部教授、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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