目次
第1章 「法務官法上の所有権」のオントロジー
第2章 古典期ローマ法において非所有者から二重に売られて二重に引渡された物がウースーカピオによって所有権取得されウースーカピオ占有中に失われた占有がプーブリキアーナによって回復される法理のオントロジー
第3章 usucapio pro suoのオントロジー
第4章 usucapio libertatisのオントロジー
第5章 ヨーロッパ近世自然法の二重譲渡論における売買と所有権の移転―グロティウス『戦争と平和の法』2巻12章15節2項およびプーフェンドルフ『自然法と万民法』5巻5章5節
第6章 近世自然法論におけるusucapioのオントロジー―グロチウスからカントまでの取得時効論
資料:学説彙纂6巻2章 プーブリキアーナ対物訴訟について
著者等紹介
津野義堂[ツノグイド]
日本比較法研究所研究所員・中央大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。